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更新日: 2021-04-21
WEB, ライフスタイル

カナダで就職するまでに数々の失敗から学んだこと

ここでは、グラフィック・WEBデザインの未経験から始まり、カナダで就職した私の失敗の軌跡とその中で感じたことを書きました。

1つでも当たれば、失敗の数は関係ない

私は新卒入社した会社を1年足らずで退職し、『海外で就職』を夢にカナダへ留学しました。まずは語学学校のあとに、グラフィック・WEBデザインの専門学校に通いました。

卒業後は1ヶ月程のインターン経験のみで、ほぼ未経験のまま、カナダで仕事探しを始めました。

ちょうどそのときは、

  • リーマンショックの不況の真っ只中、
  • 就労ビザとワーキングホリデーを合わせても、1年3ヶ月くらいしかカナダで働けない。

というあまり好条件と言えない状態でした。

毎日インターネットで求人広告をチェックして、募集要項に「未経験OK」もしくは「実務経験○年以上」と記載のないところに履歴書とカバーレターを送りまくりました。

おそらく通算100通は軽く越していると思います。

そのなかで面接まで辿り着いたのは5社程度です。
そして、最終的にはカナダの印刷会社に採用してもらうことができました。

ここでの求人広告に応募した回数の“100”という数字は大げさではなく本当です。

書類選考で落ちまくっていたということです。

ただここで注目したいことは、1つでも採用がきまれば『就職できた』の仲間入りなのです。

そして1度就職してしまえば、それまでに書類や面接でどれだけ落ちたかは誰も(もちろん自分自身も)大して気にしていません。

それだったら、とくに未経験や初心者のときは、『下手な鉄砲も数撃てば当たる』作戦で取り組まないともったいないです。

『下手な鉄砲も数撃てば当たる』とは‥

射撃が下手でも、数多く撃っているうちにまぐれで命中することもあるという意味。回数が多ければ多いほど、当たる確率も高くなるだろうということ。

採用が決まったら終わりではなく、始まりですよね。
次は、採用先でどれだけ自分のできることで活躍できるかや、もっと学んで成長できるかが大切になります。が、まず『就職』しないと始まらないので、ここではそれに注目しています。

思っているより人は他人の失敗を気にしていない

それに、どれくらい失敗したか(就職活動の場合は不採用ですね。)は、まず人に言う機会もないです。

自分から失敗談を言わない限り、誰も聞いてこないはずです。

私もですが、みんな自分の生活にいっぱいいっぱいですよ。

初心者だったら失敗しまくるチャンス

未経験だったり、初心者で経験が浅いときに、書類や面接で落ちる(=失敗)のはわりと当たり前なことです。少しみなさん忘れがちかもしれませんが。

始めてから間もない実務経験1年未満のときこそ、今がチャンス!というくらいに、何でも突っ込んで失敗しておいた方がいいと思います。

それで何かひとつでも形になれば、それらの失敗はなかったことになります。〜 実際はその失敗の過程があったからこそ、成果に結びついているのですが。〜

そして2年後くらいには、「あぁ〜あのときがむしゃらに動いてよかった。」と思えるはずです。

失敗と足踏みの連続でも以前の場所からは進んでいる

初めての海外就職にやっとたどり着いた矢先、その印刷会社が不況の影響で、フルタイムからパートタイムになってしまいました。

そして、またまた私の職探しが再開です。

前回と同じように、毎日インターネットで求人広告とにらめっこの日々でした。

ただ今度は、日本にも目を向けて、ランサーズとクラウドワークスに登録しました。そこでも色々な案件に応募しました。

コンペティションには応募しませんでした。

実務経験の多い人には勝てる自信がなかったのと、選ばれる保証もないものに時間を費やすのはもったいないと思ったからです。

当時の私は、ひとつのデザインを仕上げるのにものすごく時間がかかっていました。

選ばれるか分からないコンペに莫大な時間をかけるより、低価格でもいいので、作業に対して一定額がもらえる方がモチベーション維持になりました。

ここでは80件くらいは応募しました。
10件未満ではありましたが、仕事を受注することができました。

日本語であることと、就労ビザの制約がない分、少し成約する確率が上がりました。

とにかく一つ一つの作業に時間がかかるため、時給に換算するともしかしたら100円くらいになっていたこともあったと思います。

これは他人からすると、時給100円で消耗して、何も進んでいない(=失敗)ように見えていたかもしれません。

けれど、そのときの私にとっては自分のデザインが商品や広告として世の中に発信されることが嬉しかったです。

実際にプロジェクトをやってみると、学校では教えてもらえなかったことや疑問がたくさん出てきます。

そこで、やりながら分からないことはGoogleで調べて覚えていきました。

こうしてプロジェクトを通して学ばせてもらいながら、お小遣いももらえるという感覚でひたすら応募し続けていました。

こうして1年の間に、カナダでは印刷会社と小さなプロジェクトベースで受けたお仕事や企業があり、日本ではランサーズとクラウドワークスを通して担当させてもらった案件があったおかげで、ポートフォリオを増やしていくことができました。

そのポートフォリオをもって、日本に一時帰国したときには、派遣のお仕事もスムーズに決まりました。

そして、カナダに移民した後のお仕事探しでは、応募できる幅も広がり、インハウスデザイナーとしてIT教育系ベンチャー企業に就職することができました。

めでたし、めでたし。

とはいかない私の旅。まだまだ試練は続く、その後のお話は、別の記事でシェアしたいと思います。

写真素材:Business photo created by jigsawstocker - www.freepik.com

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さちえむ(http://kiraqmin.com)
カナダ在住歴15年、ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバー近郊に住んでいます。3人の子どもたちと日系カナダ人の夫と5人で暮らしています。 カナダ企業でインハウスのグラフィックWEBデザイナーとして就労後、第一子の出産を機に専業主婦になりました。現在は学校の代わりに、お家で子どもたちを教えるホームスクールをしています。その傍ら、グラフィックWEBデザインや水引でアクセサリーを作ったりしています。 【WEB制作:https://kiraqmin.com/】 【イラスト制作:https://shizuriya.com/】 【水引アクセサリー:https://shizuriya.com/mizuhiki/】

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