ホームスクールを続けていく上での不安やお悩みのあるあるについて、私の解決策を書いている『挫折しないでホームスクールを続けるための秘訣シリーズ』です。
今回のあるあるは、何度繰り返し教えても理解してもらえないまま時間だけが過ぎていくことが多い算数の文章問題についてです。
むしろ算数の文章問題で行き詰まった経験が全くない人の方がめずらしいと思います。
私自身も私の子どもたちもその例外ではありません。以下では、私の子どもたちに有効だった進め方を書きました。
現在地の確認だと思って次の機会を待つ
子どもが算数の文章問題につまづいてしまったら、そこで理解してもらおうと頑張らずに、また数ヶ月後くらいに再チャレンジしてみてください。
むしろ数ヶ月でなくて、1年後でもいいくらいです。
(大げさではなく、私の子どもだちには1年近く待ちました。)
子どもの学年に合わせた教材にあるからといって、その文章問題ができなければいけないというわけではありません。
ここがホームスクールのいいところでもあります。学習分野によっては、子どもの理解力が追いつくまで、保留にすることができます。
その場で無理に突き詰めて、算数嫌いになってしまうことは確実に避けたいのです。
今はまだ読解力が足りないのだと受け止めて、悲観したり、がっかりしたり、プレッシャーに感じる必要は全くありません。
私の子どもたちもそうでした。
足し算・引き算に慣れてきたのでそろそろかと思い、文章問題をやってもらったら、
- 今まで数字だけの計算だったのに、突然文章が問題になっていることへの抵抗感
- 問われている内容自体の理解できない
といった感じです。これは、誰しもが小さいときに経験したことがある感覚だと思います。
自分の子どもたちももちろん同じです。
ですので、1度挑戦してわからなったら、その日は気にせず、違う分野や項目にサッと切り替えます。
例えば、文章問題ではないもので、
- 足し算・引き算・掛け算・割り算の中で知らない計算方法を新しく始める
- すでにできる計算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の桁数を増やす
- 図形の種類の見分けをする
- 長さや重さの単位について
などについてのお勉強にその日は切り替えます。
待った方が実は効率的
次に再度チャレンジするまで期間は、もちろん毎日の課題に入っている英語【Reading】を継続しているはずなので、最初にチャレンジした日から数ヶ月後もしくは1年後では、読解力は必ず上がっているはずです。
極端ではありますが、算数の文章問題は10歳になってからでも全然いいと思っています。
10歳を過ぎたぐらいから物事に対する理解力がぐっと上がります。早い子だと場面によってはほぼ大人と同じような思考回路ができる子もいます。
私は実際に長女には彼女がだいたい10歳になるころまで待ちました。
彼女にとっては、文章問題の存在自体を忘れた頃でしたので、改めて足し算の問題(1,2年生用)をやってみて、「前はこんなに簡単なものができなかったんだ」と言っていました。
そして結果的に、私は文章問題を説明する努力なしに済んだということです。
ですので、結構待った方が子どもにも私たち大人にとっても、効率的だし無駄なエネルギーと時間を使わなくてよくなります。
2回目以降の再チャレンジの進め方
算数の文章問題に再チャレンジする時は、たとえ子どもが10歳以上であったとしても、一番最初は足し算の超初期の文章問題からスタートしてください。
きっとできるはずです。
すると本人は、前にできなかったことができるようになったことを体感し、それが自信につながります。
その後は、ある一定期間(数日くらい)続けて、できるところまで一気に進めていきます。
例えば、
- 足し算の文章問題(1,2桁から)を2,3日続けて解いてもらう
- できたのであれば、引き算の文章問題(1,2桁から)にうつる
といった具合です。
そして文章問題に飽きてきたら、しばらくまた保留(文章問題の待ち期間)です。
今度は3ヶ月〜数ヶ月後くらいに、(読解力が安定している年齢であれば、保留の期間を前回より縮めても大丈夫です。)
- 掛け算の文章問題(1,2桁から)を2,3日続けて解いてもらう
- できたのであれば、割り算の文章問題(1,2桁から)にうつる
というように進んでいきます。
このように、
挑戦→1度止まって保留の待ち時間→再チャレンジ→1度止まって保留の待ち時間→再チャレンジ
というのを繰り返していきます。
ポイント
再チャレンジする頃に前回までにできた文章問題を忘れてしまっているとき
また反復練習を兼ねて最初の1,2問に前回までにできたレベルの問題を入れておくといいです。
初めてやったとき(行き詰まったとき)や前回の再挑戦のときと比べると、考え方の感覚を思い出すまでにかかる時間は少なくなっているはずです。
「3歩進んで2歩下がる」です。
それでも前に進んでいますので、教える大人の私たちも自信を持って続けていきましょう。
結局のところ文章問題は4択なことを伝える
足し算と引き算の文章問題がわかるようになったら、文章問題には足し算と引き算の2択しかないということを教えてあげてください。
足し算・引き算・掛け算・割り算の文章問題が一通りわかるようになったら、今度は文章問題には4択(足し算・引き算・掛け算・割り算)しかないということを教えてあげてください。
結局のところ、4つのうちどの計算方法を選ぶかということが文章問題のカギで、あとは数字の計算ができればOKなのです。
文章問題において、計算の凡ミスは少し多めにみてあげてください。
というのは、文章問題の要点はそもそも正しい計算方法(足し算・引き算・掛け算・割り算のどれかを)を選択できるかというところだからです。
文章問題を確実にこなすのであれば、正しい計算方法(足し算・引き算・掛け算・割り算の4択)が選択できた後の、やはり実際の計算の正確性を上げておくことです。
その点でも、再チャレンジまでの文章問題の保留期間(待ち時間)は、読解力の向上を待っているだけでなく、計算力の練習期間としても機能しているのです。
反復練習はずっと続けていきましょう
先に述べたように、文章問題につまづいてからの克服までの流れは、
- 初挑戦
↓ - できなかったら、その日は違う項目に切り替え
↓ - しばらく保留(数ヶ月〜1年くらいの待ち時間)
↓ - 超初期の文章問題を再チャレンジ
↓ - できたら、その先の数日は続けて文章問題に慣れてもらう
↓ - 以下のように行き詰まったときは、その日は違う項目に切り替え
- 文章問題が続き過ぎて飽きてきた
- レベルを一段階上げた問題につまづいた
- 桁数をひとつ増やしたとき
- 例)たし算から引き算の文章問題にうつるとき
- 例)たし算・引き算ではなく、掛け算ににうつるとき
- 例)掛け算から割り算の文章問題にうつるとき
↓
- 1度止まって保留の待ち時間(今度は3ヶ月〜数ヶ月後くらいに保留期間を縮めます。)
↓ - 前回できなかった文章問題を再チャレンジ
というのを繰り返していきます。こうして確実に反復練習することになります。
ここでも、毎日コツコツの積み重ねがきいてきます。
ポイント
時間がかかり過ぎてしまわないように、1日3〜5問くらいの継続可能な量の中で、種類を入れ替えたりして出題してあげてください。



