大人も子どもも、いつでもモチベーションがあるわけではないですよね。
その日の体調や気分、さらには天気によっては、なかなかやる気が出ないときもあります。
そんな日々を気楽にササっとやり過ごせるような方法をご紹介します。
ホームスクールは長距離走のようなものなので、長期的に継続可能なチカラ加減でコツコツ継続していくことがとても大事です。
やっぱり九九
子どもと大人の両サイドでやる気が湧かないときは、やっぱり九九が使えます。
以下の記事では、気負わないでできる九九の進め方をご紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
手軽に復習問題
次に、九九がもうマスターできている場合は、反復練習(復習)問題が比較的に負担が少ないです。
子どものやる気がある、なしにかかわらず、基本的に以下のようなスタンスで進めていくことをオススメします。
《練習・復習問題をやってもらうとき》
- 問題数は少なめにする。
問題の種類や子どもの解く速さにもよりますが、3〜7問くらいで10分以内で全て解けるような量にしましょう。 - 正解か不正解はあまり気にせずに。淡々とマル付けしましょう。
- 間違えたところの見直しで、どうして間違えたのかを理解してもらうことが1番大事。
- 問題内容は、子どもがすでに知っている範囲内のレベル。(もちろん!)
ポイント
教える大人にはやる気がそこそこある場合は、子どもが知っている範囲内の練習問題に加えて、最後に1〜2問だけ『おまけの問題』を入れてあげてみてください。
『おまけの問題』とは、同じ分野でありながら、ほんの少しだけ難しくなったバージョンの問題です。
子どもたちは難しすぎると気分が萎えてしまいますが、ちょっとしたチャレンジは結構好きなことが多いです。
おまけの問題でモチベーションUP
おまけの問題を入れてあげるときは、
「最後の問題は、おまけの問題だよ。」
という風に一言伝えておくと良いです。
- いつもと少しだけ違うレベルアップした問題(または、ひっかけ問題)
- できたらすごい!
- できなくても気にしないで大丈夫!
- とりあえず挑戦
これらの『キーワード』も必ず一緒に言ってあげてください。
このようなキーワードで、「よしやってみるぞ!」と子どもたちのやる気がそそられるはずです。算数はゲーム感覚でやってもらえるようになれたら、それが一番理想的です。
もし、おまけの問題ができたなら自信につながります。
できなかったとしても、
「明日はこれを教えてあげるね。レベルアップだ!」
と言って、サラッとその日は終わりです。
もちろん、おまけの問題以外で間違えてしまった箇所があれば、それはどうして間違えてしまったのかを理解してもらってから終えるようにしてください。
間近なゴール設定でモチベーションUP
低〜中学年まではやっぱりシールを集めて、小さなご褒美がもらえるという方法が有効的です。
シール集めをするときのコツは、
【1】ご褒美がもらえるまでに集めるシールの数は多すぎないように。
目標設定値のあんばいは肝心です。
シールが集めやすいもの(例えば、九九など)であれば、キリ良く10枚集まったらご褒美で良いですが、シールを集めにくい(シールをもらえないときもある)場合のときは、5〜7枚集まったらご褒美というように、アクティビティの種類に応じて目標値を調整してあげてください。
【2】ご褒美は値段の高いものではなく、ちょっとした小物で。
次は何がもらえるのかな、と楽しみにしてくれるのは良いのですが、もっと良いものがほしいと期待が上がってしまうのは大人の経済的な事情で避けたいです。
ご褒美制度をうまく機能させるには、普段から何でも好きなものを買ってあげない、という習慣が前提になります。そうすることで、百均で買えるような小物でもモチベーションにつながるアイテムとしての役割が生まれます。
私の子どもたちには、ゲームタイムも結構効力がありました。子どもたちは任天堂スイッチ(ゲーム)を持っていて、毎週土曜日しか遊べないことになっています。なので、シールが集まったり、何かをいつも以上に頑張ったときは、普通の日でもゲームタイムを30分から1時間ほどあげたりしています。
コストはかからないし、大人側のご褒美を選ぶ手間や時間がなくて済むのでラクで良いですが、長時間にならないように時間の管理が必要になります。
モノで釣るのは良くないことなのか
育児本や専門家の間では、子どもに報酬を目当てに勉強させるのは良くないと言われていたりします。その理由もいろいろあると思います。
小・中学生で習うことは全ての基盤なります。私としては、ひとりの大人としてしっかり生きていくために必要な基礎知識なので、子どもたちにはゆっくりとでも着実に身につけてほしいのです。
定期的にくる「どうして今やっていることを学ばなくてはいけないのか」という子どもの疑問(やりたくないという反対意識)に対して、こうした親の意志をただはっきり伝えていくことが大事だと思います。
そのうえで、やらなくちゃいけないんだったら、目にみえるかたちで目標があって、小さなご褒美があって楽しみながらやった方がいいよねとなります。
ホームスクールなのでテストや試験もないですが、そもそも「良い点数を取ったらご褒美」という仕組みではないです。
私がオススメしているモチベーション維持のための仕組みは、頑張って学習を積み重ねてきたことへの賞賛です。
シール集めだったり、ご褒美目当て、ゲーム目当てであっても、それらがモチベーションになって学ぶことを続けてくれたら、それでいいのです。
そこから、いつしか継続することが習慣化し、継続することの価値を体感できたなら、それは最終的な目標でもあり大変嬉しい成果です。
視覚的な問題は負担が少ない
子どものモチベーションが上がらない。でも、とりあえず今日の算数をサラっと終わらせたい。
そんなときには、「図形」系の題材もオススメです。
「図形」系は、小学生の低〜中学年の算数の中でも定番の項目でもあります。
ここで言う図形問題は、図形を用いた文章問題ではなく、単純に『図形の見分け』です。
計算のように問題を解くというよりは、視覚的な観察トレーニングのようなものなので、子どもによってはゲーム感覚でできることもあります。
主には、
- 図形の見分け(9つのカタチ=三角形〜八角形、丸、楕円形、ひし形)
- 立体ブロックを数え
などです。
ポイント
以下は、図形の見分けをするときのポイントです。
【平面図形の場合】
- 角がいくつあるか
- 辺がいくつあるか
で図形の名前が判定できます。
【立体図形の場合】
- 「底(土台)」と「てっぺん」を探す
- 「〜柱」系か「〜円錐」系かを決める
- 平面図形の見分け方を使って、「底(土台)」の図形の名前を判定する
立体図形の場合は、まず「底(土台)」と「てっぺん」が分かれば、「〜柱」系か「〜円錐」系かで区別できます。
その後は、平面図形の見分けと同様のやり方で「底(土台)」の図形が何かが分かれば、立体図形の名前が判定できます。
ポイント
「図形」系の題材は、これから始める、または始めたばかりで覚えていない場合は、大人が以下のような(上記の繰り返しになります)質問をしながら、一緒に確認していく作業になります。
【平面図形の場合】
- 角がいくつあるか
- 辺がいくつあるか
【立体図形の場合】
- 「底(土台)」と「てっぺん」を探してもらう
- 「〜柱」系か「〜円錐」系かを一緒に確認する
- 「底(土台)」を平面図形として見て、図形の名前を判定してもらう
上記3つの特徴を合わせて考えて、どの立体図形になるか教えてあげます。または、一緒に確認していきます。
このように、「図形」系の題材は正解と不正解というより、一緒に観察作業をする感じです。
そもそも子どもにやる気がない状態というところからのスタートなので、正解と不正解があるような問題を解いてもらうと、不正解率が高くなってしまい、さらに気分が萎えるという事態になりかねません。
そうした事態を避ける意味でも、「図形」系の題材は役に立ちます。
ちなみに、すでに図形の見分けができる子どもの場合は、問題(数分でできる量:5〜7問くらい)を自分で解いてもらいます。もし間違っている部分があったら、上記の手順と同様に、一緒に確認作業をしてサラっと済ませてしまいましょう。



