たった1冊を使い倒す
たくさんの教材がありすぎて、何を選んで、どれくらいやるべきかわからない方へ、私たちが実践している方法をご紹介します。
結論から言いますと、たった1つの教材を選んで、1年を通してそれだけをやり通す、という方法がオススメです。
ちなみに、これは私が大学受験のときの経験をもとにしたやり方です。
本屋さんにある最前列にあるものでOK
このたった1つの教材の見つけ方は、とてもシンプルです。
一般的で王道の参考書を選ぶだけです。
以下は、王道の参考書の中からさらに選ぶときに確認すべき点です。
- 参考書の中には、全教科をざっくりと網羅しているものがありますので、そのようたタイプのものがよりオススメです。
- 国語(英語圏なら英語)と算数がそれなりのボリュームでしっかり入っているものがとくに良いです。(たいていの教材はそうだと思います。)
- 科目ごとに教材を用意することは避けた方がいいです!(その理由は後に書いてあります。)
ポイント
その他の科目(理科・社会など)は基本的に付属的だと私は考えています。
その他の教科はさらっと流すくらいで、それぞれの子どもの年齢で習う内容が大まかに分かれば、それで十分です。国語(英語圏なら英語)と算数以外は、しっかり細かく覚えてもらう必要はなく、一通り目を通して、頭の片隅にでもその情報を置いといてくれればいい(忘れてしまってもしょうがない)、というくらいのスタンスです。
子どもたちが10代半ばにさしかかったあたりに、もしそうした分野(科学、化学、物理、歴史、経済など)に興味が出てきたなら、自分で突き詰めて学習してもらえばいいのです。
教材が多いことのデメリット
- あれこれ教材を買ってもどれも中途半端で終わってしまうことがほとんど。
- 教える側の大人にとっても、教材が多ければ多いほど、あれもこれもやらなくてはいけないというストレス。
- 最終的に、中途半端になってしまった教材を見ると、達成感どころかガッカリ感、さらには消化しきれなかった部分は来年にと重荷まで割増。
それとは対照的に、教材を1冊に絞っていれば、1年の終わりには少なくとも国語(英語圏では英語)と算数は一通り終えているはずです。
その結果は、子どもだけでなく、教えている大人にとっても、達成感に繋がります。
1年の終わりには、一般カリキュラムをこなした!と自信を持って言えるでしょう。
むしろ、毎日少しずつコツコツ(15分以内)を継続していたなら、おそらく1年を終える前に、無理なくその1冊の教材を一通り*終えている可能性が高いです。
* その他の教科(理科・社会など)は別として、国語(英語圏の場合は英語)と算数に関してです。
1つの教材が終わってしまったら
もし使っていた教材が、1年が終わる前に一通り終えてしまったら、インターネットで練習問題を無料で提供しているサイトがいくつかありますので、それらを活用しましょう。
以下はその代表的な学習プリントサイトです。私もときどき利用しています。
- すたぺんドリル:https://startoo.co/
- ちびむずドリル:https://happylilac.net/
- すきるまドリル:https://sukiruma.net/
- 学習プリント.com:https://学習プリント.com/
こうした学習プリントを活用するするときは、今までやった国語(英語圏は英語)と算数の中から苦手分野を選んで、反復練習になるようなものを選んでみてください。
ここで余った時間も、全ての基礎となる国語(英語圏は英語)と算数に焦点をあててください。その他の科目(理科・社会など)は最小限で問題ないです。
または、子どもの様子によっては、次の学年の教材を始めても全然構いません。
ちなみにですが、たとえば算数の場合は、基本的にどの学年も基礎となる以下の項目を繰り返しています。
- 足し算・引き算 4桁まで
- 九九
- 数字の概念(1から10000(一十百千万)まで)
- 掛け算・割り算 4桁まで
- 図形の見分け(9つのカタチ=三角形〜八角形、丸、楕円形、ひし形)
- 立体ブロックを数える
- パターンの見分け(整列)
- お金の計算
- 時計の見方
- 分数・小数の仕組みと理解
- 単位(長さ・重さ・容量)の理解
これらの項目が学年に合わせて、難易度が段階的に上がっているだけです。
そのため、次の学年に進んだとしても、同じ内容が少しレベルアップした状態で配置されているので、結局は最初に今までやってきたことの振り返りをする流れになりますので、次の学年に進んでしまっても全く問題ないと思います。
※ 必ず子どもの様子を見てあげてください。苦手意識がある分野であれば、余った時間は少し易しめの問題の反復練習でも十分です。
こうした柔軟性がまたホームスクールのいいところですよね!
子ども一人ひとりのいペースに合わせて、学習速度を調節できます。
オンライン学習 VS 従来の紙ベース型
最近はオンラインで進めていく学習サイトもコロナをきっかけに増えてきたと思います。(とくに英語圏はたくさんあります。)
ですが、私はオフライン:従来の紙ベースの読み書きをお勧めします。
- 紙に書いてあるものを読んで、紙に書き込むこと
- 大人が説明するときも紙に書いたり、印をつけながら進めること
この2つはやるだけの価値がある利点です。
その日に学ぶことや文章を全体的に眺めることができます。
全体像を捉える習慣に結び付きます。
スクロールしたり、別のページに切り替わってしまうため、画面内に入りきれる分しか同時に閲覧はできません。
メモする習慣を自然に身につけることができます。
国語(英語圏なら英語):子どもたちには、分からない言葉があったら、マーカーで線を引いて、その隣に意味を書いてもらっています。
算数:計算の過程を書いてもらっています。これにより、後からどこで間違えたかを見直すこともできます。
まず書き込みはできないため、基本的には流れ作業のようなスタイルです。自分でやった経過を見直して、間違えた箇所を探すことは、問題解決力につながる大事な練習なのに、それはできません。
実際に手を動かして書くことが、そもそもマイナスになることは絶対にないです。
手先を動かすことは脳の活性化に良いことは周知の事実です。
それに対して、オンラインでマウスをクリックすることは何のスキルにも変換できませんし、早い段階からパソコンに向かう姿勢が習慣化してしまうのはあまり好ましくないです。
身体の発達段階の子どもたちには、姿勢が悪くなるような習慣はできるだけ減らした方が健康的です。机に向かってやるような勉強も同じく、最小限で良いと考えています。
ポイント
正しい姿勢で座ることは、大人ですら難しいです。
子どもに正しい姿勢で座ってもらうようにチクチクと言い続けるよりは、そもそも机に向かってやる勉強やパソコンをする時間を制限してあげる方が子どもと大人の両方にとって負担が少なくて済みます。
参考書 VS プリント教材
結論から言うと、どちらでも良いと思います。
先に述べた「オンライン学習 VS 従来の紙ベース型」で考えると、参考書とダウンロードするプリント教材はどちらも従来の紙ベース型の勉強法です。
上記でご紹介した学習プリントサイトはとても充実していて、参考書と同様に、それぞれの学年に合わせたカリキュラムが網羅されています。
練習問題も豊富ですし、さらには一般的に重要と見なされる基礎部分や要点が詰まった項目を集中的にプリントとしてまとめてくれているので、無料であるにもかかわらず、とてもありがたいです。
ポイント
プリント教材も、参考書選びのときと同様に、王道のサイトの中からたった1つを選んで、それに集中して進めていくことをオススメします。
上記にも載せましたが、以下は代表的な学習プリントサイトです。
- すたぺんドリル:https://startoo.co/
- ちびむずドリル:https://happylilac.net/
- すきるまドリル:https://sukiruma.net/
- 学習プリント.com:https://学習プリント.com/
利用する学習プリントサイトを1つに絞る理由もまた参考書のときとほぼ同様です。
- あれこれサイトを使っているとどれも中途半端で終わってしまいがち。
- 教える側の大人にとっても、このサイトはここが良いけど、ここはダメだから、あっちのサイトでアレをやって、コレはまた別のサイトでやる、なんてこをしているとあれもこれもやらなくてはいけないというストレス増加。
- 違うサイト間を行ったり来たりしていると、どの教科をどれくらいやったか把握しにくくなり、達成できたかどうか分かりにくい。
プリント教材の手間はあなどれない
参考書とダウンロードするプリント教材を照らし合わせて考えたとき、費用と手間の違いがあります。
費用に関しては、
- 参考書の場合:1冊分の参考書代
- プリント教材の場合:印刷用紙とインク代
がそれぞれかかります。
そして忘れてはおけないのは、手間の違いです。
- 毎回ダウンロードしてプリントアウトする手間
- 今までやったプリントを整理して管理する手間
1つ目はプリント教材なので当たり前として、問題は2つ目です。
今までやったプリントをその都度捨てたり、一部をなくしてしまうと、今までの経過と成果がわかりにくくなってしまいます。実際に目に見えるかたちで、やってきた形跡がわからないと、なかなか達成感は湧きにくいものです。
そうならないためにも、1度やったプリント物はしっかり管理・整頓しておくことがとても重要です。
この手間の部分が、1冊の参考書を使う方にはないプリント教材のデメリットとも言えます。
私の場合は、ホームスクールをしている子どもたち2人分のプリント管理に加えて、幼児がちょこまかしているので、整理整頓となるととても厄介です。
そのため、私にとっては1冊に全部がまとまってくれている教材は効率的で助かります。
Image by master1305 on Freepik



