低〜中学年の算数の項目一覧
今回は小学生の低〜中学年の算数に必要な項目をまとめてみました。
- 足し算・引き算 4桁まで
- 九九
- 1から10000(一十百千万)までの数字の概念
- 掛け算・割り算 4桁まで
- 図形の見分け(9つのカタチ=三角形〜八角形、丸、楕円形、ひし形)
- 立体ブロックを数える
- パターンの見分け(整列)
- お金の計算
- 時計の見方
- 分数・小数の仕組みと理解
- 単位(長さ・重さ・容量)の理解
ポイント
グラフ読みに関しては、
分数・少数・確率の関係とそれらの計算が完全にわかるようになってからで問題ないと思います。
文章問題と同様に、グラフ読みも文章が絡んできたりするので、この年齢の子どもたちに苦労して教えるより、逆に高学年、もしくは中学生くらいまで待ってからの方が理解が早く効率的です。また、ある程度の年齢に達すれば実用に基づいたグラフ読みも可能になり、深く理解できるようになります。
子どもに頑張って説明してもわかってもらえなかったら、無理に押しつけず、子どもがもう少し成長するまで待ちましょう。
以下の記事で、子どもに教えても理解してもらえないときの対処法をもう少し詳しく書いています。
足し算・引き算 4桁まで
順番は、まずはもちろん足し算と引き算ですよね。
繰り上がりと繰り下がりがある1、2桁ができるようになるまではゆっくり進めていきます。できるようになってもしばらく続けます。
繰り上がりと繰り下がりに十分慣れてきたら、3桁と4桁を一気に教えてあげましょう。基本的に3桁も4桁も5桁もやることは同じなので、それを伝えてあげてください。
「2桁のときと同じやり方を続けるだけ」と分かれば、子どもたちも気が楽になります。そして、4桁ができたときには、「こんなに大きな数の計算ができるようになったね、やったね!」と褒めてあげます。
そうして自信を持ってもらいます。
もし、繰り上がりと繰り下がりがわからないようだったら、そこで押しつけず2、3ヶ月待ってから再チャレンジしてみましょう。
その「繰り上がりと繰り下がり」の再挑戦までの待ち時間は九九です。
九九はとっても便利です!!
お歌を覚えるような感覚で口ずさんでもらえればしめたものです。
九九が楽勝になれば、 掛け算・割り算が得意になります。
そして掛け算・割り算は算数のあらゆる場面で使うので、結果的に算数自体が得意になります。
さらには、私たち教える側の大人にとっても実は嬉しいツールなのです。
九九の進め方
九九を教えるにはまだ早いと思われる年齢の子どもであっても、どんどん始めてしまいましょう。
足し算・引き算の「繰り上がりと繰り下がり」が思うように進んでいないときや、その他の分野で行き詰まっているときは、その待ち時間(2、3ヶ月など)に九九を教えてあげます。
年齢が低いお子さんの場合は、掛け算の概念を理解してもらう必要はないです。九九をある種の歌だと思って、ただ覚えてもらうだけで構いません。
後々、掛け算の概念を理解できるまで成長したときに、そこで九九が使えることを教えてあげればいいでのです。
始めるのが早ければ、時間がたっぷりありますので、九九を全部覚えるために焦ることもありません。
【STEP1】
2と3の段から始めます。
- まず九九の表を見て、指でさしながら、ママに続けて口に出して言う。(歌のように)
- 毎日2の段と3の段をそれぞれ3回ずつ繰り返します。
しばらくは、これだけを続けていきます。
最初の子どもたちはまず舌が回らないし、数字の言い方も標準の言い方と少し異なるため、「何でこんな言い方なの?」と一歩後ろに下がる傾向があると思います。なので、ただ九九を口に出して一緒に言うだけでも十分な学習なのです。
子どもが少し慣れてきたら、私はキッチンで作業をしながら、子どもには自分で表を見てもらい、私に続けて2の段と3の段を口に出して言ってもらうという風にやっていました。
【STEP2】
九九の独特の言い回しとリズムに慣れてきて、スムーズに言えるようになったら、
- 九九の表を見ないで、大人に続けて言ってもらうようにしましょう。
これをまたしばらく続けていきます。
算数の時間はこの九九覚えに3〜5分ほどは使いますので、その他の算数の項目もやる場合は、問題数を半分に減らして、合計で10〜15分以内で算数の学習が終わるように調整してください。
【STEP3】
子どもが九九のリズムに慣れてくると、何でもないときにでも九九の歌を口ずさんだりします。
そこまできたら覚えてきたサインです。子どもが覚え始めてきたら、テスト方式に切り替えです。
- 自分で表を見ながら覚えてもらって、覚えてから、大人のところへ来て、一つの段(最初は2の段)を言い切ってもらいます。
- 『表を見ないで、大人の助けなしで、一つの段を言う』というテストです。
- できたらシールをあげます。
- 途中で詰まってしまったら正しい答えを教えてあげて、また戻って覚えてから、九九テストの再挑戦に来てもらいます。
子どもによっては覚えるのに時間がかかったり、何回もやり直しになってしまうことがありますので、そんなときは、その日の算数の学習はこの九九テストを1回クリアするだけ、ということを伝えてあげてください。
今日の算数学習は九九テストだけだとわかると、子どももやる気が上がって頑張ってくれるでしょう。
そして教える大人側もそれで重荷が取れます。
ポイント
九九カードをぜひ作ってあげてください。
ある程度の数のシールを集めたら、小さなご褒美をあげるようにすると子どもたちのモチベーションも上がります。
ある程度:大人としては10枚と言いたいところですが、九九を始めたばかりの子どもにとっては10枚だと少し多すぎてやる気が湧かないかもしれないので、最初は5枚(か7枚くらい)集めたらご褒美くらいがいいかと思います。とにかく、やる気を持って続けてほしいのです。
私は、子どもたちに100均で好きな文房具をいくつか選んでもらい、それらをご褒美としてあげていました。
こちらは私の子どもたちに使っていた九九カードです。下のボタンから、ダウンロードしてぜひ使ってみてください。
【STEP4】
この九九テストはこれからずっと続けていきます。
しばらくは、「2と3の段」のテストを1日1回、毎日交互に、クリアできたらシールをあげる、というのを繰り返していきます。
「2と3の段」のテストでゲットしたシールがそれぞれ5枚くらいたまってきたら、次は「4と5の段」を【STEP1】から順に従って、2と3の段のときと全く同じ流れで進めていきます。
こうして「4と5の段」のテストまでたどり着いて、九九テストをそれぞれ5回以上こなした頃から、今度は「6と7の段」を【STEP1】からまた順に始めます。
「8と9の段」も同様に、「6と7の段」のテストがそれぞれ5回以上クリアしたくらいから、【STEP1】から始めていきます。
ポイント
新しい九九の段を覚える段階になっても、最初に始めた「2と3の段」(新しく覚える段より下の段たち)のテストも並行してやってもらいましょう。
多くの段が言えるようになってきたら、子どもたちに好きな段を2つ選んでもらって、私のところにテストに来てもらうようにしました。
そうして九九シートを見ると、どの段が得意でたくさんがシールが集まっているかが一目瞭然でわかります。それと同時に、子どもたちも自分自身で不得意な段がわかりやすくなります。
いづれにしても、最終的には九九シートのマス数の分だけシールで埋めてほしいので、どの段も同じくらい練習してテストをしてもらうことになります。
1日分の算数の課題としても成り立つ、大人の味方
この九九覚えだけでも1日の算数の課題になります。
- そばに座って教えてあげられる時間がないとき
- 1日のほとんどの時間外出していたとき
- 教える大人の気持ちが乗らないとき
などは、その日の算数学習はこの九九練習で済ませてしまう、という技です。
九九の練習中ですら、私たち大人は何か違うことをしながらでも教えられるので、手間がかからない、何とも効率的な学習方法です。
そのうえ、所要時間が数分程度にも関わらず、日々続けていくことで、子どもにとって後々しっかり役に立つ知識(九九)が身に付きます。
手抜きと言われても否めないような学習法ですが、ホームスクールを長く続けていくために、これくらいの抜け感は正直とても大事です。
教える大人にとって、荷が重すぎるという理由でホームスクールを断念してしまうようなら、とてももったいないことです。
実際のところ、何もやらないより、九九を言うだけでもやった方がいいわけですし、コツコツ毎日続けていれば、2週間後には必ずその成果が見られるはずです。
一緒に頑張りましょう!!
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